BASFは2月22日、同社の超臨界流体(SCF)発泡技術で製造した熱可塑性ポリウレタン(TPU)エラストランが、アウトドアスポーツのグローバルリーダーであるサロモン社が販売するSalomon Index.02のミッドソールに採用されたと発表した。
同製品では、SCF発泡技術により均一なガス分散が可能となり、機械的性能と低密度化を大幅に向上させた均一微細セル構造の発泡体を実現している。
SCF発泡技術では、発泡工程で架橋剤や化学発泡剤を使用しないため、ミッドソールのポストコンシューマーリサイクルが可能となる。さらに、生産時に必要なエネルギーも少ないため、全体のエネルギー消費量を削減できる。また、Salomon Index.02に使用されているエラストランは、可塑剤を使用せずに製造している。