世界トップクラスの取出ロボットメーカー、ユーシン精機は2月24日に創立50周年記念祝賀会をホテルグランヴィア京都(京都市)で開催した。祝賀会には同社の取引先を始め、西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長ら総勢250名が出席し盛大に執り行われた。
冒頭、挨拶に立った小谷眞由美名誉会長は「当社は京都市東山区に会社を設立し、小さな町工場としてスタートしたのが1973年10月です。創業者の小谷進は信用ある『有信』会社になりたいという意味を込め社名をユーシン精機にしました。また、会社の歩みの中で創業者はハートフルテクノロジーの考え方が大事とも常々話しておりました。その中で当社は今年10月に創立50周年を迎えることになりますが、この先も皆様に信用される会社になるよう努力を重ねてまいります」と挨拶を締めくくった。
続いて小谷高代社長が「創業者はじめ、社員がここにおられる皆さまにご指導いただくことで、50年という長い歴史を迎えられたことを肌身で感じています。そしてこの気持ちをお伝えすることができうれしく思います」と述べた後、これまでの同社を支えてきたこと、そして次の50年に大切にしたい2点を紹介した。
一つ目は「お客様の思いに届くために本質を考える」ということ。小谷社長は「この考えは創業者から受け継いだものです。私自身、創業者と一緒に仕事をする機会はありませんでしたが、日常のやり取りの中で言われたこととして、『本当にそう思うのか。周りのみんなが言っているからといって
2023年02月28日