東ソーのグループ会社、東ソー・ニッケミは2月27日、工業薬品を中心とする商社である共栄産業の全株式を新日本電工、他3社から取得することを決定したと発表した。
株式取得の目的は、東ソー・ニッケミが同社グループの一員として、有機・無機化学品および原料樹脂等を中心に商社営業を行なっているため、株式取得により、化学品分野を中心とする販路拡大および今後の更なる事業発展が期待できると判断したもの。
なお、同社が保有している4・2%の共栄産業の株式についても、東ソー・ニッケミへ譲渡する予定となる。
共栄産業の所在地は、東京都中央区八丁堀四丁目13番4号、売上高6,192百万円(2022年度実績)、出資比率は、新日本電工93.2%東ソー4・2%、日本化学産業1・7%、エス・サイエンス 1・0%となる。
株式を取得する東ソー・ニッケミの所在地は、東京都港区芝二丁目5番10号、代表者、小山田純、事業内容、有機・無機化学品及び原料樹脂の卸売、樹脂製品販売、資本金200百万円、取扱高36,703百万円(2021年度実績)、出資比率、東ソー株式会社100%となる。
株式譲受日は2023年3月31日を予定している。
今後の見通しとしては、当該会社の株式取得における2023年3月期の連結業績に与える影響は軽微であると見込んでいる。
2023年03月01日