三井化学は3月2日、世界的な信用格付会社である米S&P Global社による世界有数のサステナビリティ格付け「The Sustainability Yearbook 2023」において、化学業界内で上位15%以上かつ昨年からのスコア上昇幅が最も高い企業として「Industry Mover」に選定されたと発表した。
S&P Global社は毎年、世界の企業を対象にガバナンス・経済、環境、社会の観点で企業のサステナビリティを評価して、特に優秀なサステナビリティ先進企業を掲載・表彰する「The Sustainability Yearbook」を発行している。
2023年は61の業界で世界 7800社以上を対象に評価を実施し、708社(うち、化学業界企業は26社)が掲載となり、そのうち、48社が「Industry Mover」に選定された。
同社の「Industry Mover」選定は2020年の初選定に続き2回目で、これは、同社が「気候戦略」や「水リスク」などの環境側面において高評価を維持したことに加え、社会側面の「人材開発」「人材の獲得と定着」「労働安全衛生」、ガバナンス・経済側面の「マテリアリティ」「情報/サイバーセキュリティ」においても高評価を獲得したことによるものと考えている。
同社グループは、化学産業が社会の基盤と革新を担う存在であり、持続可能な社会に向けて大きな責任を持っているとの認識のもと、ESG要素を経営・戦略に積極的に取り込んでいる。「環境と調和した循環型社会」、「多様な価値を生み出す包摂社会」「健康・安心にくらせる快適社会」を実現すべく、環境貢献価値Blue Value、QOL向上価値Rose Value の提供をはじめとする社会価値創造の取り組みを深化させ、グローバルに存在感のあるサステナブルな企業グループを目指していく。
2023年03月06日