八興、バイオマスマーク取得 新商品 エコフレンドリー発売 

2023年03月14日

ゴムタイムス社

 樹脂ホース・チューブ・継手メーカーの八興はこのほど、バイオマスマークを認定した新商品「スーパー柔軟フッ素チューブ(エコフレンドリー)【E―SJECO―】」を3月より発売すると発表した。新商品のスーパー柔軟フッ素チューブ(エコフレンドリー)は、一般社団法人日本有機資源協会のバイオマスマーク認定を受けた商品。特長は、各方面で人気の高い「スーパー柔軟フッ素チューブ(E―SJ)」のチューブ外層に、植物由来の原料(バイオマス原料)を配合したポリウレタンで成形することで、バイオマスマークを取得した環境商品となっている。
 なお、同商品にはバイオマス原料が25%以上含まれているため、従来品に比べて石油資源由来プラスチックを25%削減したフッ素積層チューブとなっている。
 さらに、エコフレンドリーは、スーパー柔軟フッ素チューブの特長である①耐薬品性、②柔軟性、③折れにくさ、④非粘着性、⑤可塑剤フリーなどを有している。耐薬品性では、内層に4フッ化系フッ素樹脂(ETFE系)のため、ほとんどの薬品に耐性がある。また、柔軟性は積層構造により市販のフッ素単層チューブと比べて柔軟性に優れ、現場の作業性向上につながる。そのほか、非粘着性では内層には撥水性、非粘着に優れたフッ素樹脂を用いており、液体の液残りが少ない上、洗浄性にも優れている。
 エコフレンドリーの用途は、理化学実験機器などの薬液移送用、半導体関連機器・フラットパネル製造装置の薬液移送用、飲料・食品機械の飲料・食品移送用、香料・着色料・添加剤の充填ライン用など。商品ラインナップは「E―SJECO―4×6(内径4mm×外径6mm)」と「E―SJECO―6×8(内径6mm×8mm)」(定尺はそれぞれ20m、100m)を用意している。
 エコフレンドリーの今後は「すでに柔軟フッ素チューブを採用している企業を始め、グリーン調達のガイドラインがある環境意識の高い製造業を中心に提案を強化していく方針」(同社)。同社はこれからも持続可能な社会貢献に向け、環境を配慮した製品開発に取り組んでいく。

スーパー柔軟フッ素チューブ(エコフレンドリー)

スーパー柔軟フッ素チューブ(エコフレンドリー)

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