空気清浄用エアフィルタ値上げ　ニッタが５月１日受注分から

　ニッタは３月６日、空気清浄用エアフィルタの価格改定を実施すると発表した。
　対象製品は、中･高性能フィルタ、ＨＥＰＡ／ＵＬＰＡフィルタ、ケミカルフィルタ、プレフィルタで、価格改定率は10％、価格改定日は、２０２３年５月１日受注分からとなる。
　同社が製造、販売している空気清浄用エアフィルタ製品は、合理化による生産性向上やコストダウンの取り組みを通じて徹底してコスト削減に努めてきた。
　しかしながら、昨今の同製品の主要原材料である濾材、樹脂、金属の高騰や、副資材・物流コスト・エネルギーの価格上昇は、同社の想定を遥かに上回り、これを同社の企業努力により吸収することが困難な情勢となっている。
　このため、製品の安定供給を続けるためには価格改定が不可欠と判断し、価格改定を実施することとなった。
　同社は、ユーザーに向けて、「現在の原材料高騰の情勢へのご理解、並びに同社製品に対する変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。」と伝えている。