フレキシブルホース・パイプ専業メーカーのユーシー産業は3月3日、鳥取工場(鳥取市青谷町)で新規倉庫の竣工式を執り行ったと発表した。昨年10月に着工を開始した新規倉庫は、延べ面積2000㎡、鉄骨造構造、平屋建てとなっている。
2023年に創業60周年を迎えた同社は1996年に鳥取工場(同)を建設し、その後は生産量の拡大に対応すべく、製造ラインの増設を続けてきたが、徐々に手狭になってきた。また、最近はコロナ禍で換気が注目され、換気で使われるホースの出荷が伸びる一方、在庫品のスペース確保のため、外部倉庫の利用が増えていた。さらに、生産量アップのための新規ラインの増設でも既存工場のスペース問題が発生していた。
これを受け、既存工場内の在庫品を新設倉庫へ移動。これにより新規ラインの増設スペースの確保および外部倉庫の利用を下げることで、横持運賃・保管料などの物流コストの圧縮を図る。また、新規倉庫で空いた工場スペースは、新たなライン増設と研究施設の充実に充てる方針だ。
2023年03月08日