三菱ケミカルグループは3月6日、ポリエステルフィルム製品について、3月15日出荷分から価格改定を実施すると発表した。
対象製品は二軸延伸ポリエステルフィルム「ダイアホイル」で、値上げ幅は現行価格に対し+10%となる。
原油価格をはじめとするエネルギー費用の上昇等を背景に、ポリエステルフィルムの製造に関する原材料価格やユーティリティー費用、物流費、副資材費等の諸費用が上昇し、同社事業収益を大きく圧迫している。このような環境下、同社グループは継続的なコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、価格改定を実施することとした。