三井化学は3月10日、321FORCEを通じて、人工肩関節デバイス・ソフトウェア開発のShoulder Innovationsへ投資を実行したと発表した。
米国スタートアップ企業のShoulder Innovationsは、人工関節の中でも今後成長が見込まれる肩関節分野において、既存製品の課題を解決する次世代製品プラットフォーム開発と、同製品プラットフォームを用いた手術のプランニングを自動で行うソフトウェアを展開している。主要製品は既にFDA承認を受けており、米国市場での展開が始まっている。
同社は、長期経営計画VISION2030のライフ&ヘルスケア・ソリューション事業戦略において、整形外科領域を将来の成長分野として位置付けている。整形外科領域の中でも人工肩関節分野は成長領域としてとらえており、321FORCEによるShoulder Innovationsへの投資を通して、同分野での事業機会の探索を進めていく。
321FORCEは、今後も同社グループとスタートアップ企業との共創を通じて、社会課題やニーズをいち早くキャッチしてソリューションを創出し、持続的成長に貢献する活動に取り組んでいくとしている。