伝動ベルトは、自動車を始め、一般産業用機械や精密機械、農業機械、OA機器などで動力や回転を伝達する役割を担っている。伝動ベルトの主な種類としては、摩擦力を利用して力を伝える摩擦伝動ベルト、ベルトの歯とプーリの歯がしっかり噛み合って力を伝える噛み合い伝動ベルトがある。摩擦伝動ベルトにはVベルト、Vリブドベルト、平ベルトと呼ばれる。一方、噛み合い伝動ベルトには歯付き(タイミングベルト)ベルトと呼ばれる。
日本ベルト工業会が発表した22年の伝動ベルトの生産量(新ゴム消費量)は合計で1万1335tで前年比3%減となり、21年の
2023年03月20日