ブリヂストンは3月10日、FIAの車両の電費効率を競うラリー競技「エコラリーカップ」にタイトルスポンサーとして参画すると発表した。
新たな大会名は「ブリヂストン エフアイエー エコラリーカップ」で、同社とFIAは複数年のパートナーシップ契約を通じてエコラリーカップをサポートする。
「ブリヂストン エフアイエー エコラリーカップ」では、大会を通じて省エネルギーなどの環境課題に応えるとともに、環境課題に対するドライバーや大会関係者の積極的な行動を促していく。
FIAは世界各国の自動車団体により構成される非営利機関で、国際モータースポーツ競技も管轄する連盟。
2006年より開催しているエコラリーカップは、サーキットではなく一般公道で行われる大会となる。また、一般販売し、且つ一切の改造を禁止したゼロエミッション車(BEV、FCV)のみが参加可能であることから、参加者はマイカーで参加することができ、大会のみならず日々の生活の中でも環境課題を意識した運転の推進へと繋がる。
「ブリヂストン エフアイエー エコラリーカップ」では、同社が「EV時代の新たなプレミアム」として位置付ける、環境性能と運動性能を両立する革新的なタイヤ基盤技術「ENLITEN」を搭載するタイヤを訴求していく。また、FIAとのパートナーシップを通じて、モータースポーツの国際的な発展に寄与するだけでなく、交通安全の推進など国際社会の要請にも応えていくことができる。
富士スピードウェイで行った「2023年度 ブリヂストンモータースポーツ活動発表会」の中で「ブリヂストン エフアイエー エコラリーカップ」をサポートすることを発表した。
同社グローバルマーケティング戦略統括部門長の高城知行氏は「FIAとのパートナーシップを通じて、ブリヂストン エフアイエー エコラリーカップをサポートできることを大変嬉しく思う。ブリヂストンは企業コミットメントBridgestone E8 Commitmentを掲げ、サステナブルなソリューションカンパニーへの変革を加速している。技術やモータースポーツ文化を支える活動を通じてコミットメントを実現し、『走るわくわく』をご提供するとともに、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えていきたいと考えている。」とコメントした。
また、FIAラリー部門ディクターのアンドリュー・ウィートリー氏は「ブリヂストン エフアイエー エコラリーカップを複数年にわたってサポート頂けることを大変喜ばしく思う。ブリヂストンとのパートナーシップを通じて、大会の開催地域の拡大や競技が持つサステナビリティに寄与する側面にスポットライトが当たるなど、新たな層にアクセスすることができると考えている。省エネルギーや責任あるモータースポーツ、持続可能なモビリティへの取り組みはFIAのサステナビリティへの想いそのものだ」とコメントしている。