2023年活動計画を発表 ブリヂストン、MSをサポート

2023年03月14日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月10日、2023年のモータースポーツ活動計画を決定したと発表した。同社がモータースポーツ活動を開始して60周年の節目を迎える本年も、4輪レースでは「POTENZA」ブランド、2輪レースでは「BATTLAX」ブランドのタイヤを中心に、トップカテゴリーレースからアマチュアドライバーによる参加型レースまで、国内外の様々なモータースポーツをサポートする。
 またこの記念の年にサステナビリティを中核に据え、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を新たな形で進化させ、モータースポーツ文化の発展を支えるとともにブリヂストンブランドをサステナブルなグローバルプレミアムブランドとして構築していくことへも挑戦していく。
 同社は、クルマ、ドライバーが極限の状態で挑戦を繰り返すレースの中で、「タイヤは生命を乗せている」を大原則に安心安全を守り、クルマの動きを支えるための挑戦を繰り返してきた。
 その極限への挑戦の中で、同社はブリヂストンとしての誇りや情熱、「品質へのこだわり」「現物現場」「お客様に寄り添う」そして「挑戦」の4つのブリヂストンDNA、技術力、タイヤの生産・供給といったオペレーションの総合力、ブランド力、人財育成を磨き上げてきた。
 今後は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現などのサステナビリティへの取り組みにおいても極限を実現するサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化し、「極限のグローバルジャーニー」に再度足を踏み出し、安心・安全で楽しいクルマ文化、モータースポーツ文化の発展に貢献していく。
 この挑戦を通じて、10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供しつづけることで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、多くの仲間たちと一緒に楽しみ、感動から共感、持続可能な未来のための共創へつなげて行く。
 国内では4輪レースの「SUPER GT」や2輪の「全日本ロードレース」に、海外では同社グループが「Firestone」ブランドのタイヤをワンメイクで供給する北米の「NTT INDYCAR SERIES」や世界最高峰の2輪耐久レースである「FIM世界耐久選手権(EWC)」などにタイヤを供給する。
 また、量産タイヤでの激しいコンペティションが行われる「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」や「全日本ジムカーナ選手権」「マツダグラスルーツモータースポーツカテゴリー」などのアマチュアドライバーも参戦できるカテゴリーへもタイヤ供給し、国内外のトップカテゴリーレース含む様々なレースを通じて、極限の使用条件・状況におけるタイヤの限界性能を追求する技術力や、総合力、ブランド力などを磨き続けるとともに、クルマの動きや「走るわくわく」を支えていく。
 サステナブルなグローバルモータースポーツ活動としては、2013年からタイトルスポンサーを務めている、オーストラリアで開催される世界有数のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge」を本年もサポートする。
 こうした活動が評価され、国際自動車連盟(FIA)のグローバルのモータースポーツ、モビリティステークホルダーを対象とした環境マネジメントプログラム「FIA 環境認証プログラム」において、最高位である3つ星を獲得した。
 加えて、本年から国際自動車連盟のゼロエミッション車(BEV、FCV)の電費効率を競うラリー競技「Bridgestone FIA ecoRally Cup」のオフィシャルパートナーとして新たに参画することで、モータースポーツの国際的な発展に貢献するとともに、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えていく。
 さらに、モータースポーツ活動60周年を記念して、プロドライバーによるeモータースポーツのレッスンを提供する「Bridgestone eMotorsport Institute」と、初めてサーキットを走る初心者の方に向けた参加型走行イベント「POTENZA Circuit Challenge(PCC)」を立ち上げる。これらのデジタルとリアルの活動を組み合わせることで、モータースポーツの魅力や楽しさを広く伝え、モータースポーツファンの裾野をより広げていく。

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