三菱ケミカルグループは3月14日、植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」が、デザイン筆記具ブランド「ズーム」のキャップ式水性ゲルインクボールペン「ZOOM L1」の本体表面(外軸)に採用されたと発表した。本製品は、2023年2月17日より全国主要都市のズーム取扱店で販売されている。
「デュラビオ」は、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作るバイオエンプラで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献できる素材。また耐衝撃性や耐久性に優れ、自動車の内外装部品などにも使用している。
意匠性の高さも特長で、良好な成形性が「ZOOM L1」表面のすりガラス調のマットな質感表現を、高い透明性が光の加減によりシルエットに変化をもたらす深みのあるデザインを可能にしている。これらの優れた特性が評価され、今回の採用となった。
同社グループは「デュラビオ」の展開を通して、これからも高付加価値な機能商品を供給するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していく。
2023年03月16日