TOYO TIREは3月15日、ドイツ・ニュルブルクリンクにて5月18日から21日にかけて開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」および3月17日より開幕する年間を通じたシリーズ戦「NLS耐久シリーズ」の双方に、同社フラッグシップブランド「プロクセス」の専用レースタイヤを装着した車両で参戦すると発表した。
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、世界でも有数の過酷な耐久レースとして知られている。
「NLS耐久シリーズ」は4時間から最長12時間までのレースを年間9回にわたって開催するもので、24時間耐久レースに参戦するドライバーがコース慣れや実戦テストを目的として出場することもある。
ニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置しており、約5kmのGPコースと約20kmのノルドシュライフェ(北コース)から構成される全長約25kmのサーキット。特に北コースは300mもの標高差に加えて170カ所を超えるコーナーなど、多くの難所が存在している。そのため、ラップタイムが自動車やタイヤの性能を測るひとつの指標になっており、自動車メーカーやタイヤメーカーの多くが製品の性能を追求する機会としても活用している。
同社は昨年に引き続き、世界屈指の自動車メーカーとタイアップし、数々の入賞をサポートしてきた実績のあるレーシングチーム「Ring Racing」の協力のもと本レースに臨む。また、本年1月に同社のPROXESブランドアンバサダーに就任した木下隆之選手が同社のサポートドライバーとして同チームより参戦する。同社の参戦車両として投入するTOYOTA GR Supra GT4向けに開発した専用レースタイヤ「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」を供給し、本レースのSP10クラスでの優勝をめざす。
同社は今後もモータースポーツ活動を通じて得られるデータや経験を商品開発に活用し、高品質、高機能なタイヤを届けていく。
2023年03月17日