三菱ケミカルグループは3月15日、ビスフェノールAとアルファメチルスチレンについて、2023年4月1日出荷分より価格改定を実施することとし、取引先との交渉を開始すると発表した。
対象製品と改定幅は、ビスフェノールA(BPA)が+35円/kg以上、アルファメチルスチレン(AMS)が+30円/kg以上となっている。
エネルギー価格急騰に伴い、同社では当該製品の生産にかかる電気・蒸気などの用役費に加え、物流保管費などの諸経費の上昇も避けられない事態となっている。同社は、こうした大幅なコストアップ分を自助努力のみで対応することは困難と判断し、採算是正と安定供給維持のため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。