日本インシュが耐火3時間認定取得 めんしんたすけ-Sで

2023年03月23日

ゴムタイムス社

 日本インシュレーションは3月20日、2022年12月7日付で柱・すべり支承免震装置耐火被覆システム「めんしんたすけ-S」の耐火3時間耐火認定を取得したと発表した。
 耐火構造認定番号は、FP180CN-0956(1)鉄筋コンクリート柱用、FP180CN-0956(2)鉄骨鉄筋コンクリート柱用、FP180CN-0956(3)鉄筋コンクリート柱・鉄骨鉄筋コンクリート柱用となる。
 耐火パネルの仕様は、表面溶融亜鉛めっき鋼板付きガラス繊維混入けい酸カルシウム板で、内部ゴムの寸法(被覆ゴムを除く)は、丸形、外形φ300~1600mm、角形、□-300×300~1600×1600mm、すべり材の寸法は、丸形、外形φ116~1600mm、角形、□-116×116~1600×1600mm、被覆材と内部ゴム表面の距離は、丸形、500(±50)mm以上、角形、544(±50)mmとなる。
 これまでの弾性すべり支承・剛すべり支承免震装置用「めんしんたすけ-S」の認定は特定の支承メーカーの免震装置に限定しており、一部を除き3時間耐火が必要となる建物で使用できなかった。 この度すべての支承メーカーに対応した新認定を取得し、積層ゴム免震装置等他の免震装置との組合せによる設計にも適用できる範囲が大きく広がった。
 めんしんたすけシリーズとは、RC・SRCの柱部の免震装置に対し、けい酸カルシウム板が内包している耐火パネルを用いる耐火被覆システム。
 被覆対象の免震装置と耐火パネルの設置方式により、開閉式天然ゴム系積層ゴム免震装置(めんしんたすけ-N)、固定式天然ゴム系積層ゴム免震装置(めんしんたすけ-N2)、高減衰ゴム系積層ゴム免震装置(めんしんたすけ-HD)、弾性すべり支承免震装置 あるいは 剛すべり支承免震装置(めんしんたすけ-S)、直動転がり支承免震装置用耐火被覆システム(めんしんたすけ-CLB)など、数種類の耐火被覆システムがある。

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