BASFは3月20日、Chinaplas2023で、低温硬化技術を用いたElastopan(エラストパン)PU(ポリウレタン)を使用した靴のパーツを展示すると発表した。
インターテック社によるパーツのLCA(ライフサイクルアセスメント)調査の結果、低温硬化技術によって、生産時の温室効果ガス排出量、水使用量、エネルギー消費量が大幅に削減することが明らかになっている。
低温硬化技術では、離型剤を使用する必要がなくなり、常温での生産も可能となる。加熱工程が不要になるため、生産工程も簡略化される。同社の低温硬化技術に基づくPUソリューションは、すでに大手靴メーカーのパーツに採用されている。
LCA調査とElastopan低温硬化技術に関する詳細は、4月18日に開催されるChinaplas2023のテックトークで紹介される予定となっている。