タイガースポリマー(大阪府豊中市、澤田宏治社長)の22年度(22年4~23年1月)のゴムシート事業売上は、前年同期を上回って推移している。22年5月から製品価格を改定したことで増収を維持しているが、「前年同期に比べると数量は弱含みの状況にある」(同社)としている。
品種別の現況をみると、汎用の合成ゴムシートはほぼ前年並み。天然ゴムシートは自動車関連の需要が落ち込んでいるため、売上は前年同期を下回っている。一方、フッ素ゴムやシリコーンゴムなどの特殊シートは微増となった。半導体関連の設備向けは依然として堅調な動きを示しており、「特殊シートは原料メーカ