パナレーサーは３月15日、同社が発売するロード用自転車タイヤのフラッグシップモデル「ＡＧＩＬＥＳＴ（アジリスト）」シリーズが兵庫県丹波県民局の「令和４年度 丹波すぐれもの大賞」を受賞したと発表した。
「丹波すぐれもの大賞」は丹波地域（丹波市、丹波篠山市）の企業の優れた企画・技術力を広くアピールし、地域の産業を活性化するとともに、地域資源を活用した事業やイベントによる観光・交流を促進するため、２０１１年度から行われており、同社は革新的で高い技術により開発された産業及びビジネスで活用される製商品が対象となる「きらめき（製商品）部門」で受賞した。
同社の大和竜一社長は「令和４年度丹波すぐれもの大賞をアジリスト が受賞したことを、とてもうれしく思う。当社は昨年、創業70周年を迎えましたが、その年の大賞を受賞できたのも、多くのサイクリストにアジリストをご評価いただいた結果ともいえる」などとコメントした。
アジリストシリーズは、昨年３月に発売されたロード用自転車タイヤで、特性が異なる５タイプをラインアップしている。その走りの軽さに加え、グリップの良さや耐パンク性能、しなやかさも兼ね備えており、発売以来国内外の多くのサイクリストから高い評価をえている。
アジリストは多くのサイクルチームにも供給され、その活躍を支えている。
これらの製品を生み出しているのが、兵庫県丹波市にある同社本社工場。そこには「生き物」ともいわれるゴムの特性を理解し、高品質な製品を生み出す職人の存在がある。 同社では、創業70年を超えて自転車タイヤを作り続けている専業メーカーならではの技術の蓄積、技の伝承が、今回の受賞につながったと考えている。
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