東ソーがMATSURIプロジェクト参画 NEDO事業として採択

2023年03月30日

ゴムタイムス社

 東ソーは3月28日、ちとせ研究所が実施予定先として採択されたグリーンイノベーション基金事業に、MATSURIプロジェクトメンバーとして参画することを発表した。
 ちとせ研究所が提案したテーマは「光合成によるCO2直接利用を基盤とした日本発グローバル産業構築」となっている。同テーマは、微細藻類を原料としたバイオプラスチックや機能性素材などの化学品、燃料、食品や飼料等の製造を社会実装し、カーボンニュートラルに貢献することを目的としている。同社は、化学品製造を担う企業として、微細藻類由来原料を用いたプラスチック製品の開発を検討していく。
 同社グループは、引き続き2050年カーボンニュートラルへの挑戦に向けた取り組みを推進していく。
 ちとせ研究所は、バイオエコノミーを主導するバイオベンチャー企業群ちとせグループの中核企業。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した、グリーンイノベーション基金事業「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」において、「光合成によるCO2直接利用を基盤とした日本発グローバル産業構築」のテーマを提案し、実施予定先として採択されている。
 MATSURIプロジェクトとは、藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが主体となり、日本を代表する企業群・行政と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりを構築する。

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