住友理工は3月29日、6月1日より「第9回SDGs学生小論文アワード」の募集を開始すると発表した。
本アワードは、学生の方の新鮮な意見を同社グループの事業運営に生かし「人・社会・地球の安全・快適・環境に貢献する企業」として持続可能な社会づくりを目指すことを目的に、そして未来を担う若者の育成に貢献する活動として、実施している。
今回の募集テーマは、「企業が持続的に成⾧する「SDGs/ESG時代の人事戦略」とは」。
SDGsの17の目標の一つ「8.働きがいも経済成⾧も」にある通り、従業員に投資して能力を引き出し、働きがいや生産性の向上を目指す「人的資本経営」に注目が集まっている。今回の募集テーマでは、企業が将来世代も含めたあらゆるステークホルダーの要望に応え、持続的に成⾧する人的資本経営を実現するには、どのような人事戦略が有効になるのか。国際情勢が不安定さを増すなかで、今後の社会、環境、経済の変化を踏まえて、学生ならではの独自の視点で具体的な方法を提案してもらいたいと考えている。
同社は1929年に創業し、名古屋市中村区に本社を置くモノづくり企業。2014年に東海ゴム工業から社名を変更した。自動車(モビリティ)分野では、振動を制御する世界トップシェアの防振ゴムのほか、ゴム・樹脂ホースや、ウレタン製の制遮音品・内装品を製造。自動車部品の開発で培った技術を生かし、インフラ・住環境、エレクトロニクス、ヘルスケアの各分野でも事業を展開している。世界20カ国以上に広がるグローバルネットワークを活用して、人・社会・地球の安全・快適・環境に貢献する「Global ExcellentManufacturing Company」を目指している。
応募資格は、全国の大学生、大学院生、短大生、高等専門学校生(4・5年生)、留学生で個人または連名(連名の人数は3人まで)での応募可(社会人経験のある方は応募不可)、字数は9千500~1万500字、(別途800字の要約が必要)、応募方法・規定は、特設サイトにて。
受賞者発表10月中旬予定、応募先・問い合わせ先は同社SDGs学生小論文アワード事務局(オルタナ内)となる。
論文の応募期間は、6月1日~8月31日の 3カ月間。各賞は、有識者や同社従業員らによる選考を経て、最終審査会にて決定する。最優秀論文には、賞金 100万円が贈られる。同アワードは2014年から毎年開催しており、これまでに国内外から700本を超える小論文の応募があった。第9回も、多くの学生の方の応募を待っている。
同社は今後もこのような活動を通じて、未来を担う若者の育成に貢献する活動を推進していく。
2023年03月30日