ダウ・ケミカル日本は3月29日、私立三田国際学園中学校の生徒へ、科学分野での仕事のやりがいや楽しさを伝える教育プログラム「カガクのチカラ」を3月13日に実施したと発表した。
同社グループのボランティア社員が講師となり、約100名の中学2年生を対象に、科学が持続可能な社会を築く上で果たす役割や、キャリアについて語り、生徒たちとワークショップを行った。
同社は2017年より当プログラムを継続しており、今回が6回目となる。今年のプログラムでは、10名のボランティア社員およびボランティアの大学生が登壇し、自身のキャリアを振り返った上での中学生へのメッセージを伝えた。
同社の親会社であるダウは、米国に本社を置く素材科学会社となる。同社は、科学分野における次世代育成に貢献すること、また生徒に社会で働くことの意義を感じてもらうことを目的に、「NPO法人じぶん未来クラブ」と協働で教育プログラムを企画してきた。
生徒たちからは、「身近にあるものを化学としてみると、その物の凄さにより細かく気づくことができた」「将来について不安を少し感じていたが、今はいろいろなことに挑戦するだけでも良いのだと分かった」など多くの感想が寄せられた。
ダウ・ 東レ会長兼CEOであり、同社代表取締役社長のパトリック・マクラウド氏は、「私たちが生活し、働く地域社会の強化に積極的な役割を果たす機会をうれしく思う。 特にイノベーティブで持続可能な未来に向けた高い成長マインドを持つボランティア社員の協力を通じて、将来のSTEM人材を支援することは、地域社会にプラスの影響を与える重要な方法の一つとなる」と述べている。
同社は、今回のプログラムのみならず、サステナブルなソリューション、インクルーシブなコミュニティ、未来のイノベーターを育てることを社会貢献の柱とし、さまざまな寄付、ボランティア活動を実施している。
サステナブルへの貢献としては、小学校や地域の団体、方々との地域参加型リサイクルプログラムである清掃活動の実施や、インクルーシブなコミュニティを目指し女性リーダーを表彰する「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞(CCJA)」への協賛、また、今回の「カガクのチカラ」のように、未来のイノベーターを育てることを目的とした日米の官民パートナーシップである「TOMODACHIイニシアチブ」のパートナー企業としての活動は9年目を迎えた。
今後も、このような活動を通じた社会への貢献を行っていくとともに、従業員の前向きな就業体験を促進していく。
2023年03月31日