住友化学は3月30日、ポリエチレンおよびポリプロピレンについて価格改定を実施すべく、需要家と交渉に入ると発表した。
対象製品はポリエチレンとポリプロピレンで、価格改定幅はポリエチレンは気相法がプラス8円/Kgで高圧法が+15円/kg、ポリプロピレンは気相法が+8円/Kg。改定時期は23年4月14日納入分からとなる。
ウクライナ情勢などを背景に燃料価格が高騰しており、工場で使用する電力・蒸気などの用役費が大幅に上昇している。特に、製造過程で多くのエネルギーを必要とする高圧法の製品は、気相法と比べ影響をより大きく受けている。また、副原料の価格も高騰している。これらの大幅なコスト増加は、自助努力だけでは吸収し得ないものであり、安定供給を継続するためにも、価格改定をお願いするものとしている。
2023年03月31日