オカモトは4月3日、農林水産省の推進する「みどりの食料システム戦略」に基づく基盤確立事業実施計画に、農業用遮熱PO(ポリオレフィン)フィルムの「POクール」が認定されたと発表した。
「POクール」は赤外線のみを一定量反射し農業用ハウスの急激な温度変化を抑制するフィルムとなる。
温度上昇を防ぐには、遮光ネットや色付きのフィルムで全ての光を減らす対策が一般的だが、「POクール」は透明のため作物の光合成に必要な可視光線を通しながら高温対策をすることが可能。
「POクール」を使用することで夏季の高温対策と冬季の燃料消費量の削減の両立に寄与するという点が評価され、基盤確立事業実施計画の認定を受けた。
夏季はハウス内の急激な温度変化を抑制するため植物の生育をサポートする。また、作業者の負担軽減となる。
冬季は地面からの赤外線を外に逃がしづらい効果があるため、夜間の保温性燃油使用量の削減に寄与する。
同社は「POクール」をはじめとした製品で「身近な暮らしを科学する」を企業理念として、これからもユーザーに長く愛される商品作りを続けていく。
2023年04月05日