ブリヂストン入社式開催 創立100周年に向けて石橋社長が激励

2023年04月04日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4月3日、ブリヂストングローバル研修センターで入社式を開催した。入社式には、2023年4月入社の事務系13名、技術系42名の同社新入社員55名が出席し、石橋秀一グローバルCEOが新入社員に向けた メッセージを述べた。
 石橋CEOはまず、「当社の企業活動の全てのベースは、創業以来受け継がれてきた当社の使命「最高の品質で社会に貢献」だ。ブリヂストンは、これまでの歩みの中で、変わりゆく時代や社会に対応し、「最高の品質」を進化させながら、「社会に貢献」し続けてきた。「品質」は、創業当初は商品の品質を示していたが、時代の変化に対応しながら、サービス、経営の品質へも拡大した。「社会」についても、創業の地である久留米市から、日本・アジアへ、そしてグローバルへと広がり、現在では、サステナビリティ、持続可能な社会という意味 をも含むように進化している。サステナビリティに向けて企業の責任・役割が多様化する中、当社の使命はかつてないほど重要性を増している。業理念体系にも強く反映され、92年の歴史を通じ培ってきたブリヂストンらしさが「品質へのこだわ り」、「現物現場」、「お客様の困りごとに寄り添う」、「挑戦」の4つのブリヂストンDNAだ」と語った。
 続いて、「ブリヂストンの大原則「タイヤ・ソリューションは生命を乗せている」も必ず理解し、心に刻んでほしい。皆さんがこれから関わる仕事の一つ一つが、生命を乗せるタイヤ、ソリューションに繋がり、グローバルで移動を支えていることを忘れないでほしい」と話し、「変化に対応し、人々の移動や動きを支え続けるため、2020年からのBridgestone 3・0においては、 「2050 年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げている。ビジョンを実現していくために、昨年新たに企業コミットメント 「Bridgestone E8 Commitment」を制定した。ブリヂストンらしい「E」で始まる 8つの価値を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていく、という我々の決意、約束である。皆さんにも、どのEを実現したいか、自分は何ができるかをこれから少しずつ考えていってもらいたい」と促した。
 同社の目標として石橋CEOは「2031年の創立100周年に向かって実現したい姿を描き、具体的な道筋として示したのが、「2030年長期戦略アスピレーション 実現したい姿」だ。当社のこれまで培ってきた強みを基盤に、コア事業である プレミアムタイヤ事業と、ソリューション事業の連携を深め、断トツ商品の価値を増幅。またそれによっ て、社会、お客様からの信頼も増幅させていくことを目指している」 サステナブルなソリューションカンパニーへの変革を加速していくにあたって、今年から新たに起爆剤 とするのが、「極限」への「挑戦」であるサステナブルなグローバルモータースポーツだ。今年60周年を 迎えるブリヂストンモータースポーツ活動は、さまざまなサーキット、クルマのスピードなどに対応しな ければならない極限の状況において、ドライバーの安心安全を守り、クルマの動きを支えるという挑戦である」と語り、新入社員に向けて「これから仕事をしていく皆さんにロジカルシンキング、デザインシンキング、アートシンキングの3つを紹介したい。私は、この3つの考え方を行ったり来たりしながら、日々、会社の戦略やビジネスについて、考えている。業務のいろいろな場面で意識してみると、新しい価値が生み出せるかもしれない」と話した。最後に「会社としては、皆さんが「輝き」、挑戦できるプログラムや場を、最大限に整えていく。それらを自分の成長に繋げられるかは、皆さんにかかっている。社会人、ブリヂストンの一員としての自覚を持ち、 様々な成長の機会を自ら掴み取り、困難なことにも積極的に挑戦してほしい。ブリヂストンの仲間として、これから一緒に頑張っていこう」と呼びかけた。

石橋CEOのあいさつ

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