住友化学は4月4日、同社子会社の住友ファーマが、米国グループ会社の再編を行うことを決定したと発表した。決定日は2023年4月3日。合併期日(効力発生日)と存続会社の商号変更日は7月1日を予定している。
住友ファーマグループは、主力製品の「ラツーダ」の米国での独占販売期間終了後の持続的成長に向けた取組の一環として、米国子会社および孫会社7法人(Sunovion Pharmaceuticals、Sumitomo Pharma America Holdings、Sumitomo Pharma Oncology、Sumitovant Biopharma、Myovant Sciences、Urovant Sciences、Enzyvant Therapeutics)をSunovion Pharmaceuticalsを存続会社として合併することにより、1つの事業会社に再編する。
同再編により、事業規模、優秀な人材、幅広い製品によるポートフォリオを有する一層強靭な北米子会社を作るとともに、効率性やコストシナジー、グローバルガバナンスを追求し、北米事業の収益力の向上と事業基盤の強化を図っていく。
また、住友ファーマグループとしてブランドの統一を図るため、同再編を機に存続会社である「Sunovion Pharmaceuticals」の商号を「Sumitomo Pharma America」に変更することを予定している。
同再編に伴う一時的費用の発生により、2023年3月期の住友ファーマ連結業績に減益影響があるが、影響額は現在精査中であり、2023年3月期連結業績予想修正の必要性が生じた場合は、速やかに開示する。また、2024年3月期以降の連結業績への影響額は現在精査中としている。