豊田合成は4月4日、光の陰影を用いた模様で車室内を彩るLEDランプユニットを開発したと発表した。同製品はトヨタ自動車の新型BEV(電気自動車)「LEXUS RZ」に搭載される。
これまで主に車室内の照明に使用していたLEDランプに、繊細な装飾を施した柄プレートを組み込み投影することで、ドアの内側に光の装飾を映し出し、夜間の車内空間を衣替えしたかのような新鮮な印象に演出する。独自の光学設計技術により、ドアの斜め前方からLEDを照射して乗員の影の映り込みを防ぐとともに、光源から離れた部位にも模様を鮮明に投影させる。
同社が今回開発したイルミネーションは、光の色や模様にバリエーションを持たせることができる。また、内装の素材によっても様々な見え方を表現でき、今後、車のグレードに応じた内装デザインの多様化にも寄与するものとなる。