今年2月に創立100周年の節目を迎えたオーサカゴム(大阪市天王寺区、八尾巍社長)の22年度全体売上は前年度を上回る状況にある。製品別にみると、ゴム板は売上、生産とも前年度に比べてプラス基調が続き、23年1月以降は売上・生産とも好調に推移する。ただ、原料メーカーからの度重なる値上げやユーティリティコストの高騰などを受け、「確かに売上・生産は増えているものの、材料比率が高いゴム板は利益が大きく圧迫され、収益環境は非常に厳しい」(八尾社長)と話す。
品種別では、合成ゴムシートと並板とも売上は前年を上回る。特に合成ゴムシート