東ソーは主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」と、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)「TOSOーCSM」を展開する。いずれも山口県の南陽事業所で生産している。
同社がスペシャリティ事業に位置付けているCRの第3四半期までの需要動向を振り返ると、ドライチップは半導体不足の影響が続くなか、秋口から自動車生産が持ち直すと見込んでいたが、国内の自動車分野は低調だった。非自動車も動きが鈍い状況となっている。その要因について、「中間在庫が積み上がっているのではないか。国内の需要は前年対比を下回っている。また、欧米の景気