旭カーボンは４月５日、持続可能な製品の国際的な認証制度であるＩＳＣＣ ＰＬＵＳ認証を２０２３年３月30日に取得したと発表した。本年８月以降原料にリサイクル油を用いたカーボンブラックの生産を開始予定となる。
カーボンブラックはゴム補強、着色、導電性付与などに用いられる炭素材で、その多くは石化由来原料油を用いて製造している。
ＣＯ２削減の取り組みが活発となり、カーボンブラックにおいてもＣＯ２排出量を削減することが求められていることから、２０５０年のカーボンニュートラル実現に向けて石化由来製品のサプライチェーン全体におけるＧＨＧ排出量削減に貢献する。
このような状況の中、同社はカーボンブラック製品のサプライチェーン全体でＣＯ２削減を目指し、原料にリサイクル油を用いたカーボンブラックの認証取得の活動を進め、２０２３年３月３日ＩＳＣＣ ＰＬＵＳ認証を取得した。これにより持続可能な再生資源を使用して生産したカーボンブラックをマスバランス方式によって割り当てて販売することが可能となった。
同社は、サステナブルな企業活動で、地球環境のさらなる改善に取り組んでいく。
