ＢＡＳＦは４月４日、Ｃｈｉｎａｐｌａｓ２０２３で、台湾の大手フットウェアメーカーであり、スポーツ、カジュアルともに世界的な影響力を持つＰｏｕ Ｃｈｅｎグループ（プーチェン）と共同開発した、靴に関するトータルソリューションコンセプトを紹介すると発表した。
同社は今回の共同開発によって、持続可能な素材の使用や、環境負荷を軽減する革新的な方法等、フットウェアのトレンドに対応していく。
同社のトータルソリューションシューズは、革新的で高性能な素材ソリューションを使用して製作されている。靴の甲部分には、環境に優しいＨａｐｔｅｘ合成皮革を使用している。エンボス加工が可能で有機溶剤を使用しない、唯一のポリウレタンソリューションとなる。
ブーティには、１００％リサイクル可能な熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）繊維のＦｒｅｅｆｌｅｘが使用されている。この繊維はＴＰＵフィルムと簡単に結合し、縫い目のない技術を実現する。
ミッドソールには、Ｕｌｔｒａｓｉｎｔ ＴＰＵ88Ａ（同社製熱可塑性ポリウレタン粉末）を使用している。１００％リサイクル可能な３Ｄプリント素材であり、製品設計の自由度が高く、格子設計によって優れた性能を発揮する。Ｕｌｔｒａｓｉｎｔ ＴＰＵ88Ａは、衝撃吸収、エネルギーリターン、および柔軟性を必要とする部品に最適で、優れた加水分解、摩耗損失機能によって、ミッドソールの機械的要件も満たす。
チャイナプラスで展示
機能的な開発が可能に
