ランクセスは4月5日、ドイツのハノーバーで2023年3月21日から23日まで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2023」に出展し、持続可能性に優れたタイヤ生産のための新たな製品ソリューションを発表したことを発表した。
今回の展示会では、ラインケミービジネスユニットが「品質維持」を基盤としながら、タイヤメーカーの生産時や最終製品の環境フットプリント低減をどのように支援しているかを紹介した。「持続可能性に優れたタイヤ生産」に向けたポートフォリオによって、様々な工程段階におけるクリーンで効率的なワークフローが実現する。また、同社は、サーキュラーエコノミーに即して、古タイヤのリサイクルとそれらを生産工程に戻すソリューションも提供している。
タイヤ製造時のスムーズな成型プロセスを確保するには、離型剤を使用する必要がある。成型プロセスは基本的に、プレス機による未加硫タイヤの成型、加硫、離型で構成されているが、シリコンフリーの離型剤を使用すれば工程全体の障害が少なくクリーンに実行できるようになる。加工業者にとって、水溶性、シリコンフリーの同社の離型剤は、コスト効率と持続可能性に大きく貢献する。