東洋ゴム工業の中国・、「東洋輪胎張家港有限公司」の竣工式に合わせ、12月7日TOYOタイヤを中心に販売するタイヤショップの取材を行った。
今回訪問したタイヤショップは上海市にある「上海阿牛牧胎有限公司」。98年に開業し、TOYOタイヤの形象庖(イメージショップ)として、現在TOYO、グッドイヤー、ミシュラン乗用車用、ライトトラック用タイヤを販売している。販売本数は年間約2000本、タイヤの価格は205/55R16で約550元(約6800円)、215/55R16で約750元(約9300円)だという。
店長の張洪源さんによると、「商品の中でよく売れているのはプロクセスで、15・16インチがよく出る。顧客にはアウディ、ホンダ、日産など20万元以上の高級車に乗っているユーザーが多い」という。
TOYOの評判は「知名度は若干低いものの、パターンのデザインの評判はよく、品質も安定しており、口コミメインで売上を伸ばしている」という。今年5月にTOYOのイメージショップにしてから、TOYOタイヤの売上比率が40%から80%に高まり、業績も上がったとのこと。
エコタイヤについては、「まだ十分に認知されていないが、徐々に認知度を高めている状況」だという。
最近の需要動向については、「中国では性能が良いものが求められている一方、やはり価格の安いものが多く求められている状況もある。上海においては車も増えており、タイヤショップも増えている。今後競争が激しくなる」と話す。
2012年01月06日