豊田合成は４月10日､静岡県周智郡の森町工場においてゴムのリサイクルを拡大するため､リサイクル材などを用いて生産した持続可能な製品の国際認証である「ＩＳＣＣ ＰＬＵＳ認証」を取得したと発表した。
同社は廃棄物やＣＯ２の排出低減に向け､ゴム廃材を高品質な原材料に再生できる独自技術を活用し､自動車用ゴム部品の生産時に生じる廃材を社内でリサイクルする取り組みを進めている。
ＩＳＣＣ ＰＬＵＳ認証の取得により､同社製品へのリサイクル材の使用割合を一部製品に理論的に重点配分（マスバランス方式）して､環境価値の高いリサイクル製品として販売することなどが認められる。
今後､環境意識の高まりに伴うリサイクル製品の需要拡大に応じて、従来は再利用しきれなかったゴム廃材のリサイクルを増やしていく。
なお､認証対象は自動車用ゴム部品（ウェザストリップ製品）とシート状の再生ゴムであり、日本で初めて､生産時の社内廃材を活用した事例で認証された。
マスバランス方式の活用イメージ
関連キーワード: 豊田合成·ＩＳＣＣ ＰＬＵＳ認証取得
