BASFは4月12日、同社モノマー事業本部の韓国の温山(オンサン)と麗水(ヨス)にある製造拠点が、ISCC PLUS認証(国際持続性カーボン認証)を取得したことを発表した。アジア太平洋地域で初めてのISCC PLUS認証となる。
同社のBMBとChemCycling製品を提供できる体制が整った温山の拠点では、多くのお客様が低PCFに向けた取り組みに加わり、サステナブルな製品開発に協力することに意欲を示している。今後も同事業本部では、さらに低PCFの製品を開発する予定で、2024年末までにはアジア太平洋地域で生産されるアジピン酸、そして2027年末までには、PA6・6のCO2排出量ネットゼロを達成する見込みとなっている。
温山拠点の認証と並行して、麗水の生産拠点もTDI(トリレン・ジイソシアネート)とMDI(ジフェニルメタン・ジイソシアネート)の生産でISCC PLUS認証を取得した。
同事業部門では、主要な拠点と200以上の製品がRedCert2認証またはISCC PLUS認証を取得している。今後数年間にわたり、さらに多くのアジア拠点での認証取得を目指し、アジア地域のお客様向けに認証取得済みのBMB製品のポートフォリオを拡充していく予定としている。