2月の日本銀行物価指数 プラ製品は0・2ポイント下降

2023年04月18日

ゴムタイムス社

 日本プラスチック工業連盟(2020年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・物価指数の2月実績によると、石油化学系基礎製品においては、9品目平均で前月から0・1ポイント上昇し180・8となった。内訳は、アクリロニトリル1品目が下降し、ベンゼン、スチレンモノマー、キシレン、塩化ビニルモノマーなど8品目が上昇した。
 プラスチック原材料の内訳は、熱硬化性樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂など6品目が変動なく、飽和ポリエステル樹脂、ポリカーボネートの2品目が上昇した。下降は、ポリプロピレン、熱可塑性樹脂、ポリスチレン、ポリエチレンの4品目となった。
 プラスチック製品では18品目平均で前月比0・2ポイント下降し112・2だった。内訳は、合成皮革、輸送機械用プラ製品、軟質プラ発泡製品など7品目が変動なく、プラスチック床材、飲料用プラスチックボトル、プラスチック板など6品目が上昇した。一方、下降した製品は、プラスチック雨どい、プラスチックフィルム・シート、電気機器用プラ製品など5品目となった。18品目のうち、最高水準は再生プラスチック成形材料の189・8となっている。

全文:約492文字

関連キーワード: