ランクセスは4月19日、ドイツ・ニュルンベルクで3月28日から30日に開催された「ヨーロッパ・コーティングショー(ECS)2023」に出展し、高品質なコーティング剤の製造に関する豊富な製品ポートフォリオを紹介したと発表した。製品ポートフォリオには、バイオサイド製品、環境に優しい着色剤、可塑剤、凝集剤、難燃剤のほか、水系ポリウレタン分散剤やウレタンプレポリマーなどが含まれる。同社は現在、持続可能性の観点から、一般的な塗料システムに使用されている酸化鉄顔料の多くについて、環境製品宣言(EPD)を発行している。
今回の展示会では、総合的な物質保護のために改良された保存料の製品群に焦点が当てられた。同社の物質保護剤(MPP)による安全で持続可能な製品は、さまざまな用途や多くの業界で使用されている。これらは、細菌、地衣類、菌類、藻類などの微生物による汚染から物質を保護するという性質を持つ。その過程において人や環境に与える影響は、最小限に抑えることができる。
塗料やニスの製造には、高品質の基礎化学品が不可欠となる。たとえば、ベンジルアルコールや安息香酸などがあるが、現在、同社は、カーボンフットプリントを削減したグリーン原料由来の製品も提供している。すべての生産拠点でISCC+規格の認証を受けることで、同社は顧客の持続可能性目標の達成に貢献している。