グッドイヤーは4月20日、昨年12月のFIA(国際自動車連盟)とACO(フランス西部自動車クラブ)によるFIA世界モータースポーツ評議会メンバーにおける入札の結果、同社が、2024年から3年間の契約で、WEC(FIA世界耐久選手権)およびELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)のLMGT3カテゴリーの単独タイヤサプライヤーに選ばれたと発表した。
LMGT3カテゴリーは、来年、現在のWECのLMGTE Am(アマクラス)とELMSのLMGTEカテゴリーに代わって新たに導入される待望の新カテゴリーとなる。このカテゴリーには、世界でも有数のスポーツカーブランドが参戦するため、特にル・マン24時間レースでは、世界中のモータースポーツファンの注目が集まる。また、技術的な観点からは、フロント、ミッド、リアエンジン搭載マシンの混走により接戦が予想され、同社の新タイヤ開発も注目されている。
現在、耐久レースにおいて、WECのLMP2、ELMSのLMP2およびLMGTEの単独タイヤサプライヤーである同社にとって、LMGT3での経験が加わることにより、国際的なモータースポーツにおける同社の地位がさらに強化されることになる。
同社は、国際的なGT3およびGTEカテゴリーでの豊富な経験を活かし、LMGT3カテゴリーに向けて全く新しいタイヤの開発および導入を目指すとしている。