ハイケムは4月24日、元利化学と、日本国内における「1,6ヘキサンジオール」のタンクローリー販売について販売代理店契約を締結したと発表した。今夏より、甘糟化学と共同で販売を開始する。
「1,6ヘキサンジオール」は、塗料用ポリウレタン、ポリエステル樹脂、ポリカーボネートジオール樹脂等の原料として使用されている化学品となる。
世界的に今後も一定の需要が見込まれる化学品であり、元利化学はBASFに次ぐ世界第二位の供給メーカーとなる。また、日本国内でも一定の市場を有しているが、日本国内の供給体制の変化により、今後の安定供給に関する強い要望が多くの顧客から出ている。
今般の販売開始に伴い、大阪に1,6ヘキサンジオールの貯蔵タンクをファインケミカルの国内販売に強い販売網を持つ甘糟化学と共同で設置した。
これにより、これまではISOタンクコンテナのみであった元利化学による1,6ヘキサンジオールの日本市場への供給がタンクローリーでも可能となり、小ロットでの納入を希望する顧客など、より幅広い需要家に対しての製品の供給が可能となる。
同社は、日本と中国の架け橋として、コストメリットのある中国製品の提案に留まらず、信頼できるメーカーの選定と徹底した品質管理体制で、安心して中国製品を使用してもらえる体制を構築してきた。
機能化学品、汎用化学品はもちろん、昨今の半導体材料の不足や急速に発展する電池材料などの分野においても丁寧かつ迅速に対応しており、ユーザーのあらゆるニーズに対応する。
2023年04月26日