松風、サンメディカル及び、三井化学は４月26日、２０２３年６月より、松風のブラジル販売子会社を通じて、サンメディカル製造の歯科用接着材料「スーパーボンド」をブラジルにて発売することになったと発表した。
ブラジルのフォルタレザ市にて行われる国際歯科学会であるＣＩＯＣＥ２０２３（２０２３年５月６日～９日開催）での展示を皮切りに、セミナー等を通じて順次顧客に紹介していく。
松風及び三井化学は、２０２０年５月に資本業務提携契約を締結して、三社がそれぞれに持つ得意分野を生かすことで、材料分野の研究開発、販売・マーケティング及び生産機能をより強固なものとし、歯科材料市場における存在感を高め、企業価値の向上に取り組んでいる。
三社業務提携の成果として、スーパーボンドの薬事認可をブラジルで取得、販売を行うことで、歯科用接着材料のシェア拡大を図るとともに、ブラジルの歯科医療に貢献していく。
スーパーボンドとは、歯科接着用レジンセメントとして、１９８２年にサンメディカルが製造販売を開始し、日本では発売開始以来、その高い接着性と豊富なエビデンスを元に、多くの歯科医師に愛用頂いている。また、米国、欧州、中国及び韓国にも輸出し、海外でも広く臨床現場で使用している。
ＣＩＯＣＥとは、ブラジルにて行われる国際歯科学会であり、本年はフォルタレザ市にて５月６日～９日の日程で開催される。
