カネカは4月27日、東京都環境局が公募する「優れた機能性を有する太陽光発電システム」に応募し、太陽電池モジュール16製品が認定されたと発表した。これらの認定製品は、今後東京都が実施する各補助事業において、設置補助金が上乗せされる。
東京都は、2050年ゼロエミッションの実現に向けて、2030年までに都内温室効果ガス排出量を2000年比で50%削減するカーボンハーフを表明し、取り組みを加速している。
それに向けた施策の一つとして、優れた機能性を有する太陽光発電システムに関する基準を新たに定め、当該基準に適合する製品に、令和5年度から上乗せ補助を行う制度を開始した。
同社の太陽電池モジュールは小型であり、複雑な屋根への設置が可能であることや、光の反射を抑制する防眩加工など、東京都が定める基準を満たしており、この度、「市場における付加価値が高い機能性PVの製品」に認定され、1kwあたり上限5万円の上乗せ補助の対象となった。
同社は、高効率太陽電池や高性能断熱材をはじめとする環境配慮製品を用いたトータルエネルギーソリューションを展開している。屋根面積などの制約から、一般的に実現が困難な都市部等の狭小戸建て住宅でのZEH化を通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。
2023年04月28日