ダイヤゴム(群馬県前橋市、石綿勇一社長)の22年度は、数量はほぼ横ばいだったが、売上は価格改定の影響で若干の増収となった。一方、原材料価格やエネルギーコスト高騰、さらに包装資材の上昇など想定を上回るコスト増に値上げが追い付かず、利益は大幅な減少となった。
同社は耐溶剤手袋をメインに耐油手袋、防寒手袋、化学防護手袋などを製品展開するが、中でも著しい伸びを示しているのが化学防護手袋だ。化学防護手袋は「JIS T 8116」規格に適合した手袋で、酸やアルカリ、有機物質などの有害な化学物質を取扱う作業に装着し、