女性特有の健康課題をテクノロジーで解決 ブリヂストン、フェムテックプログラム導入

2023年05月01日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4月27日、人財戦略の活動の一つとして、株式会社LIFEM(ライフェム)が提供する、女性特有の健康課題を、テクノロジーを活用し解決する「フェムテックプログラム」を全社的に導入すると発表した。同社の人財戦略は、事業戦略と連動した付加価値創造により、企業価値向上を図ると共に個人の成功・自信の波及を通じて、多様な人財が輝ける様になることを軸としている。この施策を起点に、女性だけでなく同社で働く全従業員が正しい知識の理解・習得をすることを推進し、従業員一人ひとりが輝ける職場環境の整備を強化することで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Empowerment すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」にコミットしていく、としている。

 女性は各ライフステージにおいて、女性ホルモンの影響により様々な健康課題に直面しており、それがパフォーマンスやキャリア形成の阻害要因として複合的に影響している可能性があると言われている。同社では2022年より、ライフェムが提供する「フェムテックプログラム」である、法人向けサービス「ルナルナ オフィス」の「月経プログラム」と「更年期プログラム」を一部地区で試験導入している。このサービスは、働く女性の健康課題改善からその効果検証までを一貫してサポートするものである。セミナーなどの女性の健康課題に関する啓発活動の推進や、産婦人科に特化したオンライン診療サービスを提供している。

 同社で導入するプログラム概要は、女性のカラダ基礎知識セミナー(月経編・更年期編)として「女性のライフスタイルの変化や女性のカラダの仕組み、月経随伴・更年期症状などについて医師による講演」、オンライン診療を活用した婦人科受診と低用量ピルや漢方薬などの服薬支援(月経プログラム・更年期プログラム)として「オンラインによる婦人科診療 およびPMS や月経困難症の改善策のひとつである低用量ピルの処方・配送、または更年期症状に関する相談や、漢方薬などの処方・配送」、その他啓発活動として「全従業員が正しい知識の理解・習得をすることを目的とした女性の健康課題に関する周知活動」となっている。

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