タイガースポリマーの23年3月期決算は、売上高が452億8500万円で前期比10・8%増、営業利益は10億9000万円で同14・8%減、経常利益は18億6900万円で同4・0%増、当期純利益は8億1600万円で同1・8%減となった。
セグメント別では、日本の売上高は215億4300万円で同3・4%増、セグメント利益は3億9100万円で同43・8%減となった。自動車部品の販売は半導体不足等によるメーカの減産で減少したが、家電用ホース、ゴムシート類、ゴムマット類の販売が増加し増収。営業利益は原材料価格の高騰や物流費等の上昇の影響で減益だった。
米州の売上高は181億1600万円で同27・9%増、セグメント利益は1億4800万円(前期はセグメント損失1億9900万円)となった。米国では自動車部品、産業用ホースともに円安による為替換算上の影響に加え、販売価格改定の効果もあり、増収増益となった。メキシコの自動車部品は、販売が増加し増収となったが、原材料価格の高騰や諸経費が増加した影響により減益となった。
東南アジアの売上高は33億400万円で同11・3%増、セグメント利益は2億2700万円で同0・7%減。タイでは自動車部品は、円安による為替換算上の影響があり増収となったが、原材料価格の高騰や金型売上の減少もあり減益となった。マレーシアでは家電用ホースの販売が増加したことで増収増益となった。
中国の売上高は59億4500万円で同13・7%減、セグメント利益は2億1900万円で同60・5%減。中国では新型コロナウイルス感染症によるロックダウンの影響もあり、自動車部品、家電用ホースともに販売が減少したことで、減収減益となった。
24年3月期業績予想は、売上高は478億円で前期比5・6%増、営業利益は22億円で同101・7%増、経常利益は23億円で同23・0%増、当期純利益は14億円で同71・5%増を見込んでいる。
2023年05月11日