日本ゼオンのエラストマー事業部は合成ゴム、ラテックスの分野で展開する。
22年度下半期の合成ゴムとラテックスの需要動向を振り返ると、国産ナフサ価格下落に伴う販売価格改定や出荷数量の減少により、売上高は減少した。合成ゴムのうち、汎用ゴムはアジア向けの輸出が芳しくなく、中国のゼロコロナ政策の影響を受けた。また、定修に備えて徳山工場で在庫を調整したことも売上減少の要因となった。
また、価格改定による採算是正を進めたが、エネルギーコスト、輸送費の高騰を挽回するまでには至らず苦戦した」(同社)という。
特殊ゴムで