東レは5月15日、5月14日に、地方創生を目的として創設された城県東松島市にある地域共創複合施設、いろどりの丘にて、Ultrasuedeの生地を使ってエプロンを制作する、ワークショップを開催したと発表した。
今回のワークショップは、心地よい肌触りや美しい光沢感を持つ素材、Ultrasuedeを使ったエプロンを親子で制作することで、モノづくりをする楽しさを通じて母の日の思い出を作り、楽しい時間を過ごしていただくことを目的としている。母の日のプレゼントというテーマのもと、年長から小学生のお子様とそのご家族の方を対象に総勢29名に参加いただき、大いに盛り上がった。
当日は、Ultrasuedeの素材説明と制作工程の説明のあと、約1時間の制作時間を設けた。
参加者の皆さんの制作されたエプロンはいずれも心のこもった素晴らしいもので、「手軽に作れて良い生地で本格的なクラフトができ、とてもいい思い出になった。また次もやってほしい」、「本当に楽しかった。さわり心地も良くて高級感もある生地を使えて、満足度も高い」といったコメントをいただいた。
参加者の取り組みを拝見し、同社関係者も今後の Ultrasuedeの素材提供を通じた取り組みに向けて新たな刺激を受けることが出来た。
Ultrasuedeは、これまで国内外の著名なファッションやデザインに関係する様々な教育機関に対し、継続的に情報提供と素材の無償提供を行っている。
今後はこれらの教育機関との取り組みに加えて、地域共生を目指したワークショップやイベントも積極的に開催し、「コトづくり」と「モノづくり」の機会を提供していく。
同社は、Ultrasuedeの提供を通じた取り組みを通じ、Ultrasuedeの「素材の進化で、まだ見ぬクリエイションを共に。社会をより豊かに、美しく。」のビジョンの元、同社グループの企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の実現に向けて挑戦していく。
Ultrasuedeは、極細繊維を発明した同社が最先端の繊維技術を駆使して届ける高感度・高機能スエード調人工皮革。
ソフトな手触り、上質な素材感、美しい発色、優れた耐久性、高いメンテナンス性、軽量で均質、後加工が自由自在といった特徴を持ち、天然皮革スエードを超える特長を持った素材として高く評価されている。
1970年に誕生し、これまでファッション分野での展開を起点にインテリアや自動車・航空機の内装、モバイル機器のアクセサリーなど、時代時代の象徴的・画期的な用途で採用され続けてきた。
近年では環境配慮への対応を進めており、Ultrasuedeにおける植物由来原料の割合を現在の約30%から、2030年ごろには100%にするべく研究・開発を進めている。
2023年05月24日