バルカーの23年3月期業績は、売上高が621億7800万円で前期比16・9%増、営業利益が88億7700万円で同27・3%増、経常利益が90億2900万円で同25・5%増、当期純利益が67億4600万円で同39・3%増となった。
セグメント別では、シール製品事業の売上高は401億3000万円で同14・7%増、セグメント利益は67億4000万円で同22・4%増となった。半導体製造装置・デバイス向けなどの先端産業市場の売上が高水準の実績になったことに加え、国内のプラント定期修繕の動向を反映してプラント市場の販売も堅調に推移した。
機能樹脂製品事業の売上高は189億3200万円で同25・5%増、セグメント利益は22億3600万円で同62・9%増。高機能化学品用などのプラント市場及び先端産業市場の売上が拡大したことに加え、一般産業機器や輸送用機器向けなどの機器市場向けの販売も堅調に推移した。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は31億1600万円で同1・1%増、セグメント損失は9900万円(前年同期はセグメント利益9300万円)となった。主力事業は堅調に推移したが、新規事業分野を含むH&S事業は開発費用等が先行的に発生した。
24年3月期業績予想は、売上高は620億円で前期比0・3%減、営業利益は75億円で同15・5%減、経常利益は75億円で同16・9%減、当期純利益は53億円で同21・4%減を見込んでいる。
2023年05月15日