ナンシンの２０２３年３月期連結決算は、売上高は98億８００万円で前期比６・６％増、営業利益は２億８００万円で同55・６％増、経常利益は３億２９００万円で同80・４％増、当期純利益は５億９３００万円で同２３２・４％増となった。サプライチェーンの停滞が長期化する中、原材料価格の上昇や輸送コストの上昇圧力が強い状況下において、適正なマージン確保に向けた価格改定を進めるとともに、新しいニーズに対応する新製品の開発などを進め、持続的な成長軌道の回復に向けた基盤づくりに取り組んだ。その結果増収増益となった。
地域別にみると、日本の売上高は90億６８１０万８０００円で同６・２％増、セグメント利益（営業利益）は１５０４万６０００円で91・６％減となった。
マレーシアの売上高は、38億７９２０万３０００円で同46・５％増、セグメント利益（営業利益）は、１億３９５２万７０００円（前年同期のセグメント損失は３億２９１２万円）となった。 中国の売上高は21億７８１７万４０００円で同22・９％減、セグメント利益（営業利益）は、２億４４４１万４０００円で同65・５％増となった。
２０２４年３月期通期の連結業績予想については、売上高が１００億円で前期比２・０％増、営業利益は３億円で同43・８％増、経常利益は３億５０００万円で同６・３％増、当期純利益は２億５０００万円で同57・９％減を見込んでいる。
