ポバール興業の23年３月期連結決算は、売上高が35億６６００万円で前期比２・６％増、営業利益は３億６８００万円で同０・５％減、経常利益は３億８３００万円で同０・７％増、当期純利益は２億５６００万円で同８・５％減となった。
セグメント別では、総合接着・樹脂加工事業は、売上高は29億５０００万円で同１・１％増。ベルト関連製品は、主に自動車・鉄鋼業界向けの需要が底堅く推移した。研磨関連製品はディスプレイ向け製品の販売が回復基調に転じた。地域別では、国内においては景気の持ち直しにより同社製品の販売はコロナ前の水準を超え、前年同期比３・７％増となった。他方、アジア地域においては、中国でロックダウンに伴う得意先での生産調整の影響等で販売量が減少し、タイを含めたアジア全体の売上高は同１・６％減となった。
特殊設計機械事業は、売上高が６億１５００万円で同10・５％増。主に食品工場向けの需要回復に支えられて増収となった。
24年３月期通期の連結業績予想は、売上高が36億２３００万円で前期比１・６％増、営業利益は３億８１００万円で同３・５％増、経常利益は４億１０００万円で同７・１％増、当期純利益は２億２８０万円で同６・７％減を見込んでいる。
