豊田合成は5月16日、5月24日から3日間、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2023」に出展し、社会的に関心の高まる電動化に対応した製品・技術やカーボンニュートラルへの取り組みなどを紹介すると発表した。
電動化技術ではFCEV(燃料電池自動車)用の商用車向け「大型高圧水素タンク」や、BEV(電気自動車)に対応した「フロントパネル」を展示する。
また、カーボンニュートラル対応として、「製品のライフサイクル(原材料調達、生産~リサイクル・廃棄)でのCO2削減」の取り組みを紹介する。
主な展示品は、電動化への対応として、大型高圧水素タンク(FCEVの主要部品の1つで、水素を高圧(約700気圧)で圧縮して効率的に貯蔵する。乗用車向けより約8倍の水素の充填が可能で、 今後拡大が見込まれる輸送トラックなどの商用車向け)、BEV対応フロントパネル(新たな車の顔となる樹脂製パネル。先進運転支援システムを支えるミリ波レーダやLiDARの「透過機能」と、BEVらしい先進的な「意匠性」に加え 一定期間で所有者が変わるサブスクリプションサービスでの利用を想定した カスタマイズ要素を提案)となる。
その他、カーボンニュートラルへの対応として、製品のライフサイクルを通じたCO2、廃棄物低減(「バイオ素材」や「リサイクル樹脂材」を用いた自動車部品(開発品)、同社の独自技術を用いた「ゴムのリサイクル技術」などを展示)も主な展示品となる。
2023年05月18日